こんにちは。BIKE FRIDAY TOKYO クリントです。
最近僕らの自転車脳の引き出しに追加されたBIKE FRIDAYという引き出し。
僕が、幡ヶ谷6号坂商店街のbike friday tokyoというお店に立ってから早3ヶ月が経過しました。
お客様のバイクや、店頭で見ていただけるように組ませていただいている展示車。
はたまた私物のAll-packaをイジっていく中で段々と自分の中で各車種の「チャームポイントが見えてきた!」「このバイクはこういう性格だ!」という気持ちなのでここらでメイン車種の5車種を比較してビッグダディばりにご紹介させて頂こうかと思います。
最後までお付き合いいただけたら幸いでございます。
まずはこちらから!
ニュー ワールド ツーリスト
弊社デジさんも乗る New world touristはBIKE FRIDAYの中では長い距離を乗るのが得意な、その名の通りツーリングバイク。
一番シンプルでスタンダードなモデルです。
乗り味も一番クセがなくて乗りやすいかな?と僕は思っていて、割とスピード感持って走りたいと思っている方にもオススメ。
ブレーキはデフォルトでVブレーキ仕様。(オプションでディスクブレーキにもできます)
クリアランスは20inch(406)×2.0。
ジオメトリもいい意味でトガリがない、本当に乗りやすい、どんな方が乗ってもハマる仕様になっています。
BIKE FRIDAYってどんなバイク?って思った方はまずはNew world tourist を試乗してみてください。
僕は走りの良さと反応の良さにびっくりしました。
タイヤクリアランスも頑張りすぎてなくてちょうどいいと思います。
街乗りでの走りやすさでいうとこのくらいの太さが一番バランスいいですね。
New world touristはBIKE FRIDAYの根源的思想を一番体現しているモデルかもしれません。
『旅行に持っていける早くて疲れないバイク。』
実際、BIKE FRIDAYの1号機であるSport14というのモデルは今のNew world touristの元になっているし、BIKE FRIDAYが作る一番理想に近いバイクなんじゃないかなとも思います。
All-packa(オールパッカ)は今まで一番組ませていただいたかな。
僕の解釈で言うと、「砂利道が楽しめる小径車」と言うのがしっくりきます。
特徴的なのはタイヤクリアランスとフレームジオメトリ。
小径車らしからぬタイヤクリアランスで最大2.8のファットタイヤが入ります。
フレームの設計も他のモデルと比べてちょっと変わっていてトップチューブが長い設計になっています。
トップチューブを長くすることでパッキングした時の安定性と同時に小径車でもグラベルがある程度走れる仕様になっています。
ふと、周りの小径車を見渡してみると、All-packaのように太いタイヤが入る折りたたみの小径車って実はあんまりなくて唯一無二な設計。
日常使いにプラスして「キャンプ」「オフロード」のキーワードが気になる方にはこちらのAll-packaがオススメ。
フォークサイドに三発のダボ、メインフレームにもこれでもかッ!!ってほどダボがついているので、フルパッキングでキャンプに出かけるのだって夢じゃない。
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僕も乗っているフレームですが、僕が惚れ込んだ理由も「太いタイヤが入ってある程度荒れた道にも対応できるから」。あとは組んだ時のシルエットも掛け算。
初めてみたときは、みたことないシルエットすぎて脳みその処理が追いつかなかった記憶があります。笑
乗ってみて思うのは、他モデルと比べて「安定感」 に振っていると言うこと。
ぶっちゃけ速いのが好きな方にはあんまり刺さらないかもしれません。
かと言ってノロノロなわけではなくて街乗りでゆったり街を流すには十分すぎる走破性は持ち合わせています。
New world touristはクランクから伝わる力がダイレクトな印象ですが、対してAll-packaは柔らかめ。
ゴツゴツなタイヤでなくても、太くてツルツルなスリックタイヤもご用意してますので、街乗りヨロシクな組み方もバッチコイです。
(BMXタイヤもサイズ調子良いので、気になる方はご相談くださいね。)
やべ!長くなりそう!
お次!
ダイアモンド ラマ
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僕らが組んだ写真が1台しかなかったので、本国 BFの写真を拝借。
(もっと展示車組みます!!)
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BLUE LUG鹿児島店のアゼミさんもDiamond Llamaに乗ってます。
Diamond Llama(ダイアモンド ラマ)はBIKE FRIDAYの中では一番タフに作られているフレームでライダーの体重が重くてもそれに耐えうる強度を持っています。
フレームの形状はALL-PACKAと同じでダイアモンド形状(三角)。
フレームの見た目からAll-packaの兄弟モデルと思われがちですが、僕の解釈だとどちらかというとNew world touristの方に近いです。
組んでみて確信に変わりましたがAll-packaとは全くの別物。よく走る走る。進みの良さにびっくりしました。パイピングは一番太く、120kgの体重でも乗れてしまうタフな作り、なおかつ見た目からは想像もつかないペダルを漕いだ時のスムーズさにはいい意味で裏切られました。
フレーム後半、リアバックの形状もDiamond Llamaオリジナル。
モノステーのシートチューブは重量と剛性を両立させるためでもあるし合わせて衝撃を和らげてくれるため、よりタフなツーリングにも対応できるような専用設計が施されているわけです。
僕はこのリアバックの形状が一番好き。
あくまで、グラベルではなくツーリングバイク。オンロードでの走りの良さを重視してAll-packaほどトップチューブは長くあがって来ないです。
それゆえにやはり癖がなく乗りやすい、加えてフレームが頑丈ときたらあんまり短所がないような。
頑丈がゆえに少し車体重量があることくらいでしょうか。
New world touristと同じく、こちらもデフォルトはV-ブレーキ仕様。アップチャージでディスク仕様にも出来ます。
結構アツいなと思ったのはディスク仕様にすることでタイヤクリアランスがほんの少しだけ上がるということ。
実寸2.2くらいのタイヤまで履けてしまうので、フトゴツなタイヤにもある程度対応できます。激アツ。
オプションでフォークに3連ダボも追加できるので、そんな事した暁にはもうチェックメイト。
スピード出せて、フレームが頑丈な方が良くて、太いタイヤも…な方はDiamond Llammaがオススメです。
ポケット ロケット
BIKE FRIDAY 随一のロードバイクモデルであるpocket rocket(ポケットロケット)
ラインアップの中では一番早くて軽いモデル。
他モデルと同じで20inchのフレームですが、同じ20inchでも一味違く、少し車輪の径が大きくなっています。
そのおかげで転がりが一番良い!
乗ってみると面白いですが、折りたたみ小径車なのにちゃんとクロモリロードの乗り心地。そのスピーデイさにびっくりされるお客様が多いです。
ロードバイクフレームのため、太いタイヤは入りません。
28c以上は入らないのが潔い。余計なモノは削ぎ落として走ることだけに特化している感じ。
だけれどフォークやリアバック、メインフレームに割とダボが空いているので、フロントラックつけて、カゴ付けて…リアラックにパニア付けて… なんてこともできちゃいます。
あんまり過積載だと安定感が損なわれてしまうし、pocket rocketよりも荷物積むのが得意なモデルもあるのでやりすぎ注意ですが、日常使いに小さいカゴ1個ついてたら割と理にかなってるかも?と思うところもあります。
重量も他モデルと比べると軽め。組み合わせにもよりますが、大体アベレージ8、9kg台で組めると思います。
とにかく早くてコンパクトなバイクが欲しい!って方、輪行先でロングライド楽しみたい!って方にはオススメのモデルです。
最後…!
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パキット
最後はこちらのpakiT
pakiTは16inchの折りたたみバイクです。
僕らに馴染み深いところでいうとbromptonに近いでしょうか。
同じクリアランスで同じホイールサイズで同じフォールディングバイク。
お互いに長所があって面白いのでちょこっと書いてみます。
・折りたたみの手軽さ、コンパクトさ→brompton
・パーツの選びやすさ→pakiT
折りたたみ性能はやはりbrompton強し。一切パーツを取り外すことなく折り畳めるので、煩わしいところがなんにもないです。
対してpaliTは持ち前のパーツの選びやすさの乗り心地の良さという長所を持っています。
bromptonは完成車販売しかしていない+専用パーツも多いのでカスタムできるところとできないところがはっきりしています。
変速もpakiTであれば割と自由。シングルでも11速でも組めるし、何よりbromptonではできなかったドロップハンドルやコンフォートなスウィープバーでも組むことができます。
bromptonは割とスピードが出ますが、乗った時のスイスイと加速してくれる感覚はpakiTも負けてない。
合わせてサイズ展開が幅広いので乗り手に応じてぴったりのサイズで乗ることができます。
乗り味はbromptonが結構カタめなのに対して、pakiTはマイルドな乗り心地でこの辺は好みが分かれるところかなと。
お互いいいところあってみんな違ってみんないいのでお使いのご用途に合わせてその辺は選んでいただければと思います。
…..以上!!
ハンター×ハンターの選挙編ばりに文字だらけになってしまいました…
BIKE FRIDAYが気になっている方に少しでも手助けになれば幸いです。
それでは!